表面処理加工(諏訪事業部)
弊社主力事業の微細品の高精度加工と一体となり特殊技術を駆使した各種表面処理加工でお客様のニーズにお応え致します。
湿式めっき
微細加工に重点を置き、特殊技術を駆使した表面処理加工を行い、
電子部品等の更なる超微細化への需要対応に挑戦し続けます。
適用材質:鉄合金・銅合金、ニッケル合金、各種ステンレス
めっき種類 | めっき名 | 対応径φ(mm) | 対応長さL(mm) | 日産数目安(個) ※ |
---|---|---|---|---|
金 | 硬質金めっき(Au-Co) | 0.1~10 | ~40 | 800K |
金 | 軟質金めっき(純金) | 0.3~15 | ~30 | 20K |
ニッケル | 無電解ニッケルめっき(Pbフリー) | 0.1~10 | 1~50 | 800K |
ニッケル | 電気ニッケルめっき(光沢) | 0.3~15 | 2~50 | 10K |
ニッケル | 電気ニッケルめっき(半光沢) | 0.3~15 | 2~50 | 10K |
ニッケル | 電気ニッケルめっき(無光沢) | 0.3~15 | 2~50 | 400K |
●超微細部品へのメッキ
極小、微細化を続ける電気接点部品に対応する為の治具にも弊社の技術が活かされています。
●各種部分メッキ・袋穴への対応
貴金属のコストダウン、接点部品機能性を向上させる技術にも弊社独自技術が活かされています。
●自動メッキライン[電気ニッケルめっき]
多量処理、安定品質、低コストに適した自動メッキライン。
各種部品にバレルメッキ方式で加工対応を致します。
研磨
表面処理にとって、めっき技術と同様に重要な技術が研磨です。
金属加工で発生するバリやカエリの除去および鏡面加工を様々な研磨技術を用い幅広い材料に対応いたします。
●物理的研磨
腕時計の部品研磨で培った技術をベースに様々な製品研磨ニーズにお応えします。
適用材質 | 用途 | バレル方式 | バレル種類 |
---|---|---|---|
・鉄合金 ・銅合金 ・各種ステンレス | ・部品のバリ除去 ・各種艶出し | ・遠心バレル研磨 (湿式/乾式) ・回転バレル研磨 | ・銅バレル ・メディアバレル ・磁気研磨 |
●化学研磨
形状を損なう等の理由から物理的研磨(バレル等)で対応が難しい
微細部品の特殊形状部分のバリ取りに特に絶大な効果を発揮します。
また微細品の切削上がりに対する寸法調整や切削面の改善も可能です。
適用:鉄合金・銅合金・各種ステンレス材料等の部品のバリ除去等
洗浄・乾燥
表面処理にとって欠かすことの出来ない洗浄・乾燥も重要な技術と考えています。
弊社独自の吸引乾燥技術はアルコール等の有機溶剤による置換を必要としない、環境にやさしい乾燥を可能としました。
また、微細品の紛失を抑える効率的な乾燥が可能です。
●微細袋穴内の洗浄
通常の洗浄では不可能な袋穴形状(空気逃げの横穴がない)にも対応した洗浄・乾燥設備を有し様々な部品形状の洗浄・乾燥にお応えします。
製品保証
確かな製品保証を行うために、プロセスを管理する分析機器で、完成品の検査、保証に全力で対応します。
●検査・保証
検査・保証機器
実態顕微鏡・各種計測器・ケイ光X線膜厚測定機・微小硬度計
●解析・評価
保有設備
●めっき設備
名称 | 保有数 | |
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バレルNiメッキ槽 | 自動無光沢 | 3 |
バレルNiメッキ槽 | 光沢・半光沢・無光沢 | 3 |
無電解Niメッキ槽 | 2 | |
Niストライクメッキ槽 | 2 | |
Au-Coメッキ | 1 | |
純24Kメッキ | 1 | |
Auストライクメッキ槽 | 2 | |
三元合金(銀・銅・錫) | 1 |
●研磨設備
名称 | 保有数 |
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バレル研磨機 (小型) | 4 |
バレル研磨機 (大型) | 2 |
磁気バレル研磨機 | 2 |
●その他
・小物部品の加熱処理 (銅合金の時効硬化処理等)
・微細部品に対応した秤量
環境保全
当社の事業活動において次世代に引き継ぐ地球環境をまもるために最大の努力を行い、自然と地域との共存共栄をはかっていきます。
ISO14001認証をはじめ、社内の環境方針に基づいた活動、また社内規定による影響評価や水質調査等の環境保全活動に取り組んでおります。